2008年04月25日

Check

平安座の浜下り ~トゥダヌイュー

はいたい!こんばんは!
今日も元気な『ジョートー市場(http://jyo-to-market.com)』の七海です。
ところどころ、県花デイゴの鮮やかな朱色の花が見られる
爽やかな“うりずん”陽気の那覇です。

前々回のブログで書きましたが、去った4月9日(旧暦3月4日)、
沖縄本島の東海岸、海中道路で結ばれた平安座島の“浜下り”を観てきました。
その模様を2回に分けてお届けします♪


旧暦3月3~5日の3日間にわたる“浜下り”は、平安座最大の行事。
訪れた中日(旧暦3月4日)は「トゥダヌイュー」と「ナンザ拝み」が行われます。
この日は夏日のような暑さ!!
そして、島の人たちだけではなく、熱心なカメラマンさんたち!
予想以上の人出と熱気にちょっとびっくり!!

平安座の浜下り ~トゥダヌイュー



平安座自治会発行の『サングヮチャー解説』から以下抜粋いたします。
======================================================
 特に、女性神人たちの女性グループでは、4日、魚を銛(もり)で
 突き刺す儀式がある。この行事のことをトゥダヌイューと称している。
 漁業者がかねて準備してある魚をまな板の上にのせて行う。
 他の婦人たちは、太鼓、手拍子を歌にあわせてはやしたてる。
 歌は次のように歌う。

  いじゆきや なじゆきや にらやぐむい かなやぐむい まくぶいゆや
      しいなふゆい たまみいゆや すぃまちゅい しらーちなや うちへりわ
    ゆしてぃくうわ うふあみし うちうすてぃ うふとぅだし ちちんきわあ
       ぬちんきわあ まがさーしや ぬしがにどぅ ながさしや ぬるがにどぅ

  (ニライ海 カナイの海 マクブ魚は 砂を掘って隠れる タマン魚は
   渦を巻くように群れをなす 白網を大きく張れ 一心にひけ
   取り込み網ですくいあげよ 大銛を打ち込んで突き捕獲せよ
   大型のマクブは ノロ様にさしあげよう 美味なるタマンは ノロ様にさしあげよう) 
======================================================
平安座の浜下り ~トゥダヌイュー

人口1500人足らずの平安座には現在6名のノロがいるそう。
ノロに捧げるのは、沖縄で最も美味しいタマンとマクブと決まっているそうです。
現在は冷蔵庫もあるので生ですが、昔は塩漬けにしたものを用いたそうです。
それが次の写真です。

平安座の浜下り ~トゥダヌイュー

この写真は自治会館に飾られていたのですが、
「アメリカ政府調査による、沖縄人の生活調査資料」として
1954年にアメリカ人によって撮影された写真だそうです。
手の甲の“ハジチ”が確認できるところから、時代を感じます。。。



「トゥダヌイュー」が終わると「ナンザ拝み」に向けて海へ向かいます。
実は七海は
「平安座の浜下りは“仮装して島に渡る”らしい」
というおぼろげな情報を頼りに友人たちと訪れました。

ほんとうでした!
平安座の浜下り ~トゥダヌイュー

平安座の浜下り ~トゥダヌイュー

平安座の浜下り ~トゥダヌイュー
担いでいるのは鯛かと思っていましたが、タマンだそうです。

平安座の浜下り ~トゥダヌイュー
青空が気持ちいい!!

平安座の浜下り ~トゥダヌイュー
しかもタマンの歯は貝でできていました!



さて、次回はいよいよ「ナンザ拝み」。
なんと海を渡ります!!!
乞うご期待~♪



同じカテゴリー(沖縄情報)の記事

Posted by 七海@沖縄ジョートー市場 at 20:15│Comments(0)沖縄情報
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。