沖縄ジョートー市場ブログ『ななろぐ』

こんばんは☆
七海＠那覇です。

昨日（2017年7月2日）は、予定通り「第18回サバニ帆漕レース」が開催されました。
「阿慶座美陽 埼玉応援団 あ○の家族」さま、「HGA」様、応援をくださったみなさま、本当にご声援ありがとうございました！！m(_ _)m

今日は七海のチームの結果報告をさせて頂きます。
（※正式なレース結果はまだ発表されておらず、現在、見聞きした情報です。）


ケラマブルーが素晴らしい座間味（ざまみ）島の古座間味ビーチを午前9時にスタートしました！！


今回は、「サバニ」が16艇、アウトリガー付きの「ニーサギ」が20艇、計36艇が参加。
七海たち、阿嘉島のニーサギ「阿慶座美陽（あぎじゃびよう）」は21番でスタート。

スタート直後はがんばって先頭集団が見えていました。
ほぼほぼ向かい風で、漕ぎをがんばらないといけないところです。

第一関門はウシノシマ灯台下。
ワッターチームは、そこでかなりがんばって漕ぐハメに。



なんとか抜けて、みんなについていこうとがんばりました。

が、今度はまさかの黒島で捕まりました。
強い逆風だし、潮の流れがキツくて、まったくサバニが進まなかったのです。

やっと進むようになっても、本当にわずかずつしか進みませんでした。


帆を下ろして、七海もいっしょになって、がんばって漕ぎました！
うまくクリアできているサバニが多いのですが、島の側まで寄せられて、抜け出せないサバニも見掛けました。

やっとこさ、黒島を抜けたところで、13時。

「もう時間がない。リタイアしよう」

と、二代目艇長からまさかのリタイア宣言。

黒島で2時間も捕まっていたようです。

ゴールのタイムリミットは16時なのですが（15時と思ってた）、ワッター（私たち）は阿嘉島のチームなので、ゴール（那覇）には13時までに入らないと、ダメなのです。
というのも、那覇から島に伴走船を持って帰り、そして阿嘉島からフェリーorクイーン（高速船）で再び那覇に出てくるからです。



正直、リタイアなんて考えはまったくありませんでした。

だから、二代目からの宣言はショックでした。


もっとやりたい。もう少しがんばりたい。

そういう想いが強かったです。。。


そして、わざわざ大阪から飛行機に乗ってコレだけのために来てくれて、ゴールを信じて炎天下ずっと待っていてくれた友人に申し訳ないなぁ・・・と。




伴走船に曳航されて、阿嘉島へ戻りました。

14時頃、伴走船で阿嘉港に入るときに、ゴールで待ってくれている友人からの情報で、
「11時から待ってるけど、まだ一艇もゴールしてないよ！」
と聞いたときは、耳を疑いました。

まさか！？

上位チームはいつも12時過ぎにはゴールしているからです。

いったい何が起きている！？

台風の影響もあるのか、強い逆風を上っていくようなでーじ大変なレースになっているのは間違いありません。

あれだけスゴイ上位チームが一艇もゴールしてないとは、今回はとんでもないレースだ！！！

そう思いました。




阿嘉島について、フェリーのチケットを買いに行ったメンバーから、15時の時点で、
「まだどこもゴールしてないみたい！！」
と聞いて、ますます、今回は本当に大変なレースだと思いました。

18回あるレースで、こんなことは初めてです。
あれだけの上位強豪軍団がゴールできてないのだったら、七海たちは絶対にムリ。
あのまま、那覇を目指していたらとんでもないことになっていたかも。。。
リタイアしたこと、ようやく諦めがつきました。

二代目の判断は正しかった。よくぞ英断してくれた。
七海をはじめ、みんながそう言いました。



阿嘉島で、サバニ、伴走船を片付けて、阿嘉島16時30分発のフェリーで那覇へ。

飛行機の時間もあって、友人に会えないかも。
と申し訳なく思っていたところ、フェリーのタラップを降りたら、友人の姿が！！

「よくがんばったね！　よくやったよくやった！」

「せっかく来てくれたのに、ゴールできなくてごめんね」

思わず、涙があふれて、抱き合って泣きました（泣）




レース前日、阿嘉島から座間味島にサバニを持ってきたメンバー。



正式なレース結果はまだ発表されておらず、現在、見聞きした情報ですが、
「16時前、ゴールしたのはわずか3艇だけ」
と聞きました。

1艇もゴールできなかったらどうなるんだ！？　と思っていたので、
ゴールしてくれてよかったな！　本当にゴールできた3艇はスゴイ！
表彰式では盛大な拍手を贈りたい。
そう思って、楽しみにしていた表彰祝賀パーティー。
18時から、とまりん（那覇泊港）横の公園で開催されます。

フェリーを降りて、みんなで目の前の野外パーティー会場へ行きました。

まずはビールで乾杯♪
リタイアして、本当に悔しくて残念だけど、「来年もまたがんばろう！」とみんな笑顔です。

乾杯ビールから2杯目を飲みはじめたとき、、、
突然の雨に強烈な突風！
まるで竜巻か嵐が来たような状況になりました！
なんじゃこりゃー！？

急いで軒下に避難。
ずぶ濡れになって、寒い寒いと、もらったばかりの参加賞のシャツに着替えるメンバーも。

少し小降りになって、会場に戻ると、今度は突然の嵐で、機材が倒れて壊れたため、パーティーは中止という知らせが。

唖然ボーゼン。

ぜんぜん飲んでないし！！
ゴールしたチームに拍手贈れないし！！

なんじゃ今回は！？
まったくもって大変なとんでもないレースです！



薄暗くなりはじめた18時半頃、港に入ってくるサバニが目に入りました。

なんか、泣けてくる。

よくここまでがんばったね。って。

思わず声を掛けに行きました。




パーティーが中止になったので、会場から予約していたお店に行って2次会。
ある程度たべてから、みんな、それぞれひとことずつ感想を述べました。

みんな怪我なく、無事に帰ってこれて、よかった。
七海の番になって、話しているときに、涙が流れてしまった。
悔し涙なのか、悲しいのか、なんの涙だかわからないけど、嬉しい涙ではありませんでした。

今回は本当に練習不足だった。
来年に向けて、もっとちゃんと練習して、来年はゴールしたい。
そう胸に誓って。



そして今日。
クタクタだったので、ゆっくり休みたかったですけど、ふつーに朝から仕事してます（笑）

で、先ほど、糸満のサバニ大工の大城清さんとお電話で話しして、
「昨日のレースは、3年分の練習に相当するよ」
と言われたとき、ちょっと嬉しくてほっとしたかも。

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沖縄CLIP　＜連載コラム＞ サバニが生まれるまで
糸満（いとまん）のサバニ大工・大城清さんと高良和昭さんが、2017年7月2日開催予定の「第18回サバニ帆漕レース」に出艇されるご自分たちのチームのサバニを制作されていく様子を連載でお届けしております。

第1回　http://okinawaclip.com/ja/detail/2155
第2回　http://okinawaclip.com/ja/detail/2235
第3回　http://okinawaclip.com/ja/detail/2236
第4回　http://okinawaclip.com/ja/detail/2237
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なんか、文章が支離滅裂でごめんなさい。
うまく書けません。
とりあえず、昨日の様子と思ったことを綴りました。




第18回サバニ帆漕レース
21番　阿慶座美陽　リタイア

＜メンバー＞
・ひーとー（2代目艇長）
・和浩
・つーとー
・たっちゃん
・ひろふみさん
・金城さん（順風）
・上地さん（順風）
・ふーちゃん（伴走船船長）
・ミカ（帆舵）
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・金城さん（初代艇長）


とても悔しくて残念ですが、とにかく、サバニは楽しい。

そして、あれだけの逆風に、潮の流れを経験して、風や海、人間は自然には勝てない。

自然の偉大さが身にしみたレースでした。



ちなみに、昨日のコースを行き交う、座間味～阿嘉島～那覇間のフェリー＆クイーン（高速船）、今日は全便欠航です！！（苦笑）




レースのスタート直前。スターティングメンバーと。



今日もご愛読にふぇーでーびる☆
みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆