平安座の浜下り ~ナンザ拝み

七海@沖縄

2008年04月28日 12:34

はいたい。今日は薄曇りでちょっぴり肌寒い那覇です。
今日は、前々回に続いて平安座の浜下り「ナンザ拝み」のご報告です。


前々回お届けした「トゥダヌイュー」を終えると、「ナンザ拝み」です。

正面に見える小さな島(岩礁)がナンザ


ナンザを目指し海を渡ります。ちょっとびっくりです!!


干潮の時間ではありますが、深いところでは膝までの深さ!
かろうじてヒップまでは濡れませんでしたが、きわどいところまで濡れてしまいました


平安座からナンザに向かう列


ナンザ到着


拝みを行うナンザの高台はかなり狭いところでした


こちらの写真で狭さの雰囲気が伝わるでしょうか?


「ナンザ拝み」は、太平洋を泳いでいる魚はすべて平安座に向かうよう
ニライカナイの神様に大漁祈願することだそうです。


「御前風」が奉納されました


奉納後、ニライカナイに向かって手を合わせて祈る少年たち


そして誰もいなくなったナンザから望むニライカナイの方向
もちろん七海もお祈りしました



「ナンザ拝み」から戻るとカチャーシー!!


  以下平安座自治会が発行する『サングァチャー解説』より抜粋
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     トゥダヌイューが済むと「ナンザ拝み」がある。
     かつては隔年毎に行われていた「ナンザ拝み」だったが、
     いまは、毎年実施されている。
     自治会関係諸団体が揃い、島の東にある「ナンザ」と称する岩礁に行き、
     「太平洋に棲む魚群に向かい、平安座に押し寄せてくれ」
     と大漁豊漁の祈願をして帰る。
     「ナンザ拝み」から帰るころになると、神人と村人が浜に下り、
     三味線、太鼓、を打ち鳴らし、三月旗をあげて歌い踊り「ナンザ帰り」を迎える。
     手ぬぐいや仮面、それぞれの仮装をこらし部落内を練り歩く。
     魚みこし、土人、シーシーパクパクと盛り上がり、夜の宴も遅くまで続く。
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「ナンザ拝み」を終えて、自治会館に一行が戻って来ると、
示し合わせたかのように雨が降り出した。
すごいタイミング!
「この30年間、浜下りのときに雨が降ったことがない」
とのこと。
まったくその言葉の通りで驚きました。


雨になったので、自治会館内で宴会が始まりました。
唄・三味線、踊り、ビールに泡盛、おつまみ・・・。
文字通りの宴会。
平安座の人たちはとってもフレンドリーで、
七海たちにも宴会に加わるよう勧めて下さり、
ちょっぴりクワッチーになりました。
とても楽しくて、「来年は泊まりがけで来たいね!」と
友人たちと話をしながら、那覇への帰路につきました。

平安座のみなさま、ありがとうございました。




今日はちょっぴり肌寒い那覇。
夜はBBQを予定していましたが、雨になりそう。
う~ん。
でも仲間と飲んで騒いでいつも楽しいさぁ~♪

みなさま素敵な一日を♪

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