2017年01月17日

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神様のペン

神様のペン


いま、専門分野外の原稿を書いています。


知らない世界は、面白い。


楽しい。


そう思う反面、わからないことだらけ、難しいコトだらけ。


図書館へ通ったり、資料を読み漁ることは苦痛ではありません。


でも、取材相手の方に、何度も質問をせざるを得ない自分が情けなくなったり、方言を文字に落とす難しさなどなど、胃が痛くなります。


ちょっと滅入りそうになったとき、そして、方言や慣習の壁にぶつかったときに思い出すのが、「神様のペン」。





数年前、島唄連載『恋ししまうたの風』の取材で伊良部島へ訪れたときのこと。

http://www.churashima.net/shimauta/


島のユタでもある千代さんが話す言葉が、まるっきりわからなかった。

取材にご同行して下さった方が通訳をしてくださったので、なんとかなったけれど、千代さんの発する言葉を何ひとつ解することができなかった。

通訳を交えてのそんな取材中、千代さんが突然おっしゃった言葉。




「あなたが持っているのは神様のペンだよ」。




「あなたは、神様が伝えなさいと言われているものを書いている。

神様から教えられたことを書いている。

これは自分勝手にはできない。

やろうと思ってもできない。

“他人のことをしなさい”と、神様にさせられているんだよ」







千代さんから「神様のペン」を持っていると言われて、どんなに嬉しかったか。


いまでも、あのとき教えてくださった「神様のペン」があるから、がんばれている自分がいる。

いまでも励みにしてます。


きっと、誰もが、神様から与えられた役割があるはず。

その役割に気付けただけでも、幸せだと思う。


こころから、ありがとう。

まいふかー。

感謝です。




みなさまに琉球弧のすべての神々のご加護がありますように☆








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Posted by 七海@沖縄ジョートー市場 at 20:32│Comments(0)オーナーの素顔
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